過半数ニュース2018年3月26日号

大阪大学箕面地区過半数代表者より箕面地区で働く全教職員のみなさまへのお知らせです。

2月21日付で「大阪大学新合格者修学等支援基金」が学内教職員に対してHP上で
発表されました。この支援に関して,大学は「自助努力による自己収入等で支弁
すべき」とし,全教職員を対象に寄付を募り,その「寄付目安額」を教授3万
円・准教授1万円等に分けて示しています。これに関連して質問しました。

■入試ミスについて教職員への説明は? ――「HPに揚げている」

今回の入試ミスに関して,本学教職員へ直接説明する機会はいまだ持たれていま
せん。今後説明会を開き,このようなミスが起こった原因について詳細な報告を
行う予定があるかどうかたずねました。
これにたいし,「学内HPに経緯等を文書にしてアップしている」とし,直接説明
するつもりはないとの回答でした。

■役員報酬を返納して補填するべきでは?役員の報酬額・返納額はいくら?

民間企業で欠陥商品の回収により費用が発生する場合,経営陣が役員報酬の相当
部分を返納することによって補填するのが普通です。
全従業員から寄付を募って賄うということは,社会通念を極めて逸脱した発想で
はないでしょうか。
これに対して大学は,「役員報酬額は今すぐ言えないがHPに出ている」「返納に
ついても出ているから見てください」という返事でした。
学内HPに掲載された役員報酬額は,10名全員で月総額842万5千円,返納は総長が
3か月10%,その他役員8人と監事が1か月10%、となっています。合計で概算し
て108万円となります。役員報酬の一人あたりの月額は80万円を超えますから,
民間企業並みに20~30%の返納があっても生活に支障は出ないのではないでしょ
うか。

■「学部長一同」が寄付募集を決めたのか?――大学「自発的にやったことと聞い
ている」

募金の文書は「学部長一同」から出されています。いったい,全学部長の同意を
いつどのような形で得たのでしょう?「5000万円」という目標金額はどのよ
うな合理的根拠があるのでしょう?
この問いに対し,大学は「学部長一同としてお申し出があったので、大学として
もその意図を組んで協力した」と,第三者の立場であることを繰り返し述べました。
本当に,阪大全学部の学部長が集まって,「お金が足りないらしいから私たちで
寄付を募ろう」と相談したのでしょうか?役員会はそれを聞いて,「そうすると
いうなら,やってくれたらよい」と容認したということでしょうか?大学は「そ
の通りだ」と答え,あくまで傍観者であるという姿勢を変えませんでした。




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初版: 2018.3.26 ; 最終更新: 2018.3.26
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