組合ニュース2010第22号

「組合ニュース」は、大阪大学箕面地区教職員組合と全教職員とのコミュニケーションを活発にする目的で発行するものです。
■■ □ 組合ニュース 2010年度 第22号 ■ ■ □ ■ ■ □ 2010年12月3日 ■■

 《第22号のヘッドライン》
 
【 1 】申し入れ第二弾

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【 1 】申し入れ第二弾
                                                     2010年12月2日
国立大学法人大阪大学総長
鷲田清一殿
                                大阪大学箕面地区教職員組合執行委員長
                                                          竹村景子

             次の4つの問題について団体交渉を申し入れる

1.	大阪大学は旧外大教員に保証された65歳定年時の退職金を満額支払え
旧外大教員は、大阪外大で65歳を定年とする就業規則の下で働いていた。その
諸権利は、統合後も包括的に保証される。また、法人化の時点で、外大教員の
退職金は国が保証している。大阪大学は、65歳まで働く我々の退職金を満額支
払う義務がある。なぜ、支払わないとするのか? その理由は何か? 説明で
きるものなら、説明せよ。統合後も保障される私たちの権利を尊重すること。
本来、我々が受け取るべき退職金を支払え。そうしない場合は、争う場を団体
交渉から法廷に移す。

2.	大阪大学は外国人特任教員の帰国旅費を支払うべきである
外国語学部の日本語を除く24専攻語の外国人の教員は、大阪外国語大学の時代
から外国語教育には不可欠のネイティブ教員で、「客員教授」として着任して
いただいていた。外大が阪大になっても、彼らの身分が外国人教師から特任教
員となっても、外国語学部の教育の質を維持、発展させるという彼らの役割は
変わらない。来日時の旅費と同様、帰国旅費も大学が支払って当然である。
「私たちに難民になれというのか!」と怒る外国人教員もいる。大阪大学にと
って不名誉なことである。実際、外国人の教員は、賃金の一部を帰国旅費に積
み立てている。南米やアフリカに帰る教員にとっては、生活費を切り詰めるこ
とになる。賃金は生活に必要な代価である。大阪大学は、賃金は賃金、旅費は
旅費としてそれぞれ支払わねばならない。

3.	大阪大学は事務補佐員の交通費を賃金とは別途支払うべきである
2の交渉事項と同様、賃金は賃金、交通費は交通費として支払われなければなら
ない。交通費も含めて、高い時給を出しているという釈明が通用する社会が、
いったいどこにあるのか? 賃金に含まれて支払われる交通費は、課税対象と
なる。賃金は賃金、交通費は交通費として別個に支払わねばならない。

4.	大阪大学は駐車場を無料化するべきである
たとえば、診察を受ける方が阪大病院に車で来る場合、駐車料金を支払う前に
診察券カードを入れると無料になる。一方で、車による通勤を許可され、交通
費も支給されている教職員が職場に車で来ると、駐車料金を支払わなければな
らない。我々教職員は、個人の都合で阪大に来るのではなく、働くために来て
いる。駐車料金を支払わなければならない理由がさっぱりわからない。大阪大
学は、働くことを目的で阪大に来る我々教職員が駐車料金を支払う合理的な説
明をしなければならず、それができない場合、駐車場を無料化しなければなら
ない。
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初版: 2010.12.6 ; 最終更新: 2010.12.6
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